発達支援センター編「パニック⑥」
(知的障害を伴う)自閉症のこだわりって何?全9話はこちらから↓
トイトレの話はこちら↓(現在連載中)
発達支援センター編「パニック」前回のお話はこちら↓
パニック6話
大パニックを起こし、別室に移動させてもらいました。
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パニック編はこれでおしまい。
次回からは発達支援センター編「年中で支援学校を見学した話」を描いていく予定です!
あとがき
たつきが大パニックを起こした時の話(全6話)
これは私と笑原先生の〝失敗談〟です。
笑原先生はベテラン保育士さんではありましたが、療育の現場ではまだ3年目くらい。この年に初めてクラス担任となりました。
基本的に先生の対応は素晴らしく、特性ある子の問題行動などにも淡々とこなせる方でした。
しかし、そんな笑原先生でも
目の前で理由もわからず大パニックを起こす子供を見たら…動揺したんだと思います。
なぜ、あの時、笑原先生がマラカスを持ってきたのか後に考えてみました。
おそらく、私の知らない療育中の音楽の時間などで、たつきがマラカスを気に入っていたんじゃないか?と思いました。
たつきの好きな道具を見せて気をひこうとしたのかな、と。
ただ、状況とはマッチしなかった。結果は悪化。
先生もこの対応は失敗だったと分かっていたはずなので、漫画内で表現しました。
(パニックの話はこれでひと段落しますが、笑原先生とはこの後たつきが支援学校へ行ってからも支援員として長い付き合いとなります。いつか描けたらいいなと思います。)
私の方の失敗は、言葉が話せないたつきの気持ちを予想できなかった事。
でもこれもまだ障害に気づいて2年目の新米ママには難しいです。経験値があまりにも足りない。この話は最初から最後まで、何もうまくいかなかった時のことを描きました。
そしてこれが私の暗黒期でもあります。今の私が、同じように育児で悩むお母さん達に
「この時の私のようにならないで」という気持ちで描いています。
〝私が頑張らなくちゃ〟と、一人で頑張ろうとするお母さんに警告したいのです。
孤独のままでは絶対に苦しくなります。
1人で頑張って1人で耐えるのではなく、〝理解者を増やす事〟が子供の未来の為になるんです。
なのでまずはできるだけ周りの協力者(旦那さんや両親、家族、療育関係者、障害児育児経験者、児童発達支援など)を増やしてください。
お母さんが笑顔でいられること。
それがお子さんの為であり、親子の為なんです。不安や困っていることを一人で抱えこまないで、一緒に頑張っていきましょうね。
NEGI
これ以前のたまねぎ園の話や、長編漫画などはブログに載せていないので、気になる方はInstagramをご覧下さい!ストーリーズは随時更新!その他イラストもハイライトにまとめてあります(^^)↓
https://www.instagram.com/negiii51
また、このお話は過去の話で、コロナ流行以前の出来事を書いています。(名称など全て仮名で多少フェイクあり)
今現在、親子通園や保護者会は感染予防などによりなかなか集まる事が出来ない状況だと聞いています。私の個人的な体験談ではありますが、発達支援センター編はどこかの療育に通う親子や関係者様のお役に立てたらいいなと思い出しながら漫画にしています。
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先生の方も「成功体験に固執」して別人の子にも「前にこれは成功した!」方法を繰り返してしまうのかもしれませんね。
匿名さん
保育園での現場経験が、療育では通用しない事があると
こーゆー場面で先生は気付いていくんだと思います。
そもそも保育園などの場に通うのが難しいからここにいる子供たちなわけで…(^_^;)でもこれでひとつ苦い経験をし、先生も親もレベルアップしていくはずです!